平成28年度 学校評価書

学校法人 服織学園 わらべ幼稚園長 志田 洋子
わらべ幼稚園関係者評価委員会委員長 八木 厚子


1. 本年度の重点目標 〜仲間の中で成長し仲間を大切にする子〜

  • 仲間の中で成長し仲間を大切にする保育(集団の成長と個々の成長)を考えていく
  • わらべ幼稚園の保育内容を充実していく
  • 保護者の支援・育児についての支援をしていく
  • 一人一人の子どもの把握・教材研究をしていく

2. 自己評価結果に対する学校関係者評価

*自己評価は、A(十分に成果があった) B(成果があった) C(成果がなかった)の数値で表す

  評価項目 具体的取り組み 自己評価 園としての取り組み・改善策 学校関係者の意見 学校関係者評価
1
保育の計画性
  • 子どもの実態・気持ちや要求をくみ取り、保育を考えたか
  • 課題・目標を持って保育をし、達成状況を報告しあっているか
  • 教育目標を目指した保育となっているか
A
  • 子どもの様子を見ながら目標を作っていった
  • 子どもの状態から課題や目標を作り、子どもが自信や喜びや感情を表現できるよう設定した
  • 担任で話し合いを密にして保育を計画した
  • 個々の成長や発達段階・興味関心を読み取り保育内容を考え言葉掛けした
  • 個々の成長と集団としての課題を常に考えて保育を考えた
  • 3歳は個々の成長に合わせ、わかりやすく伝えるなど対応を常に考えた
  • 園の教育目標、重点課題をふまえた長期の教育計画を 子どもの実態に即した日々の実践につなげたことで、子どもたちの充実した遊びが展開されていると受け止めました
  • 子どもへの願いが担任同士で共有されて、より確かな支援がなされてきたのではなかとおもいます
  • 子どもを取り巻く環境が複雑化しているので、保育計画を作成するにあたり子どもの実態把握に今後も力を入れるとよいと思います
  • 子どもたちの興味をしっかり汲み取って子どもたちと一緒に考え上手に導いてくれたと思います
  • 季節行事もただやるのではなく自発的になるように考えてくれていました
  • 今の目標など家庭に伝わると家庭でも協力できると思います
  • 仲間意識の向上などクラスと個々の成長とのバランスを考えて計画してくれている
  • 子どもの気持ち・様子を捉えテーマを導き出し丁寧に遊びを広げたり、次への期待感や達成感をもって保育してくれている
A
2
保育
  • 一人一人の子どもを把握し、その子の良さを認め、教師が客観的に子どもを見る目を養うよう努力をしてきたか
  • 自分で工夫して遊び、それが発展し友だちと協力して遊べる環境を準備しているか
  • 自然の中で遊ぶ体験を取り入れているか
  • 身につけて欲しい生活習慣を指導しているか
  • 自分らしさを発揮し好きな遊びや友だちとのあそびを楽しめるよう環境を工夫したか
A
  • 考えて行動したり、集団で取り組むことの不安や苦手意識が強く、また経験不足な面もあり一つ一つ丁寧に声掛けをし、一緒にやることで方法を伝えるようにしてきた
  • 集中する時間が短いので気持ちの切り替えの為、自由な遊びを取り入れてきた
  • ルールのある遊びなど一緒に取り組んだりたくさん外遊びも楽しめるようにした
  • 段ボールでハウスを作ったり環境設定をする中で子どもの遊ぶ世界を広げてきた
  • 挨拶が自発的・積極的に言えない子がいた為 挨拶ができるよう教師も心がけた
  • 子どもにいっぱい接してその子を知るようにした
  • 個人差が大きく、できる限り関わりを深めた
  • 集団としての見通しをもう少し持ちたかった
  • 自然の中の遊びは安全性を重視すると中々取り組めないが園外の遊びも取り入れたい
  • 手作りおもちゃや環境設定を考えて保育した
  • 3歳児は生活習慣を重視し家庭とも連絡を取りながら繰り返し保育した
  • 自然環境の変化や子どもの発達の状態からなかなか園外に出て行くのが難しい
  • 子どもたちが個々の遊び、友だちと関わって遊ぶあそび、様々な教材を使った遊び、自然を生かした遊び等々で楽しく充実した遊びを展開して経験を積んでいることが伝わってきました。
  • 子どもたちの生活環境の変化が大きいので、体力面、生活面での配慮が必要かと思います。また園外での活動もわらべらしさを大切にしながらも見直す部分もあるのではないかと思います
  • 以前のようにクラス全体で一つの遊びに熱中することが減ってきていると感じますが、一つのテーマに沿って活動することで共通の思いを持つことができると思います
  • 子どもたちが個々に興味を持てる遊びを色々考えてくれて楽しく遊んでいる様子が伝わった
  • 色々な経験をさせてもらい子どもたちが楽しそうだった
  • 先生の個性を生かし、また保育内容を共有かすることで保育向上につながると思います
  • 自然環境が昔と違って大変になっているが遊びの工夫をしている
  • 子ども一人ひとりに丁寧に接しその子にあった保育をしてくれている
  • 仲間と行う買い物ごっこやクッキング その他ごっこ遊びなどたくさん経験できてよい
  • 子どもの興味のあることなど子どもの意見を聞いて見通しをもって、話し合い準備、活動に導いてくれて子どもたちがやる気になると思います
  • 命の大切さ 昆虫など生き物を育て、生と死を考える機会を与えてくれた
  • 山や自然の中に出かけていく機会が減っているが、距離のある公園などに出かけることで補って活動できている
  • 友だちと相談したり、グループで話し合ったり意見を言う場を工夫している
A
3
保護者への対応
  • 子どもの園での様子を話し、家庭と園との連絡をしっかりとっているか
  • 育児の悩みを聞いたり保育についてなど相談にのっているか
  • 園便り・クラス便りを出したり、行事など保護者や地域、未就園児保護者に知らせているか
  • 保育の実態を知らせるようにしているか
  • 未就園児の遊びの会など開き、園の保育内容を伝えているか
B
  • 連絡ノートで家庭との連絡を丁寧にとり保護 者の不安を軽減できるようにした
  • 保護者に声掛けをし、話を聞いたり、寄り添うよう心がけた
  • 保護者がいつでも話ができるスペースがあるとよいと思う
  • 園便りやクラス便りで様子を伝えているが伝え方を検討する
  • 保育を理解してもらうための発信が必要である
  • 保護者との連絡の中で教師と保護者の感じ方・受け取り方の違いで十分に思いが伝わらない事があり、難しさを感じる
  • 保護者からの質問には丁寧に答えたり、 電話連絡を入れたりしている
  • 先生方が家庭との連絡、保護者との関係づくりなどに日々力をいれ、子どもの育ちにつながるよう努めていることがよく分かりました。
    わらべの多くの保護者が園に対して信頼感を持ち安心して通園させていると思います
  • 子育ての悩みは多いので、地域の未就園児の保護者も含めて相談しやすい場となるように願っています
  • 連絡ノートでのやり取りは園での個々の様子が伝わり安心できるので、これからも続けてほしい
  • 毎日の送迎の際、他の保護者や先生方と気軽に話せる場が欲しい
  • 保護者もそれぞれ個性があるため難しい部分もあると思います
  • お便り・個々の面接・保護者のちょっとした相談も気軽に聞いてくれるので安心できる
  • 保護者の対応では文化の多様化・情報伝達の変化を背景として困難さはあると思う。
  • 連絡帳の存在は大事な手段なのでお互いに大切にしていきたい
A
4
研修
  • 園内研修を充実しているか
  • 発達段階を考慮した保育について研修しているか
  • 気になる子の対応について話し合いや指導計画が立てられているか
B
  • 夏の研修で県外研修に参加し子どもに関すること保護者対応など学んできた
  • 本を読んだり、知識面での研修もしている
  • 園内研修や話し合いを見直していく
  • 気になる子の研修を園内で強化していく
  • 実践的な研修にも参加したい
  • 研修が実践できる園内環境を整えたい
  • 園内外の研修とともに、先生方の自主研修も充実していると受け止めました
  • 日々の実践での悩みや課題になっている園外での遊びについて研修で取り上げて話し合えるとよいと思います
  • 先生方の研修についてわかりませんが子どもが楽しく通うことで、しっかり子どもと向き合って保育をしていただいていることが分かります
  • 研修の回数も増やし、よく勉強していると思います
  • 先生方が熱心に研修してくれてありがたいと思います
  • 研修や他園の先生方との交流は子どもにとってもいい機会であると思う
A

3.学校関係者の総合評価

  • 自己評価の中で保育者が子どもの姿を見取って支援や環境構成を工夫してきたことが成果につながっているのがよくわかりました。今年度は充実した保育が展開されてきたことと思います
    自己評価はとかく厳しくなりがちですが、一つ一つの成果を次につなげていくというプラスの施行で行うことが大切だと思います
  • わらべ幼稚園も認定こども園に移行するとのことですが、子どもを見据えた保育計画の中にもわらべで積み重ねた実践の成果を生かしてほしいと思います
  • 園の取り組みなど評価員会で知ることができますが、たくさんの保護者の方にもプリント配布以上に直接話をする機会があるとよいと思います
  • もう少し先生と保護者のコミュニケーションの取れる場があるといいと思います
  • 時代のニーズに答えていかなければならないことで、認定こども園に移行していくと思いますが「わらべ幼稚園らしさ」をずっと残してほしいです
  • 気になる子については障害の多様化や併発が増えてきている中その子にあった対応が求められると思います。
    情報を得ることでその子により良い生活が送れるようになれば良いと思います
  • 子どもの個性を生かし、クラスのカラーをもって保育が行われるのは良いと思う。子どもたちの笑顔や満足している顔、自信をもって成長した姿を見られる保育を続けて欲しい

4 学校関係者評価を受けて今後の考え

課題 具体的な取り組み方法
保育の充実
保護者との対応
  • 一人ひとりが遊びに満足し、充実した園生活を過ごすためにどんな保育をしていくのか教師間で話し合い保育をする
  • 園理解につながる情報を発信していき、 保護者の方々の意見を聞いたり、地域、園、保護者が協力して  わらべの保育を実践していく
  • 発達の個人差を考慮し、一人ひとりに寄り添い、きめ細かい保育を今後もしていく
  • 保護者と教師がもっと話し合える場を作っていく
  • 色々な思いを持っている保護者の方と話し合い、保育について理解をしてもらったり意見も聞いていくことも大切である

 





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